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影響ある?ない?税金を滞納していてもお金を借りることはできるのか

お金を借りたい時に既に他社で借り入れしている場合、審査に大きく影響を与えることはよく言われています。確かに借金が増えることを考えれば、審査に不利となるのは誰が見ても明らかです。

そんな中、疑問に挙げられるのは、税金です。サラリーマンと自営業では、税金の支払い方に違いはありますが、自動車税や固定資産税など、どちらだろうが自分で支払い手続きをする必要のある税金もあります。

これらは自分で手続きを行い、支払わなければ滞納となってしまいます。しかし、税金の状況がどうだろうと、お金が必要な時もあります。

税金を滞納した状態でカードローンに申し込みができるのでしょうか。調べてみたいと思います。

税金滞納は基本的にはカードローンの審査に影響はない!

生活しているといろいろな支払いがあることがわかります。電気や水道など、生活に欠かせない公共料金は当然ですが、意外に忘れいやすいのが税金です。

特にサラリーマンは、ありがたいことに給料から天引きされていることが多いので、ピンとこないかもしれません。また消費税など、買い物すると支払い時に一緒に払ってしまい、わかるけれど特に改めて支払う必要のないものもあります。

しかし、税金の種類によっては、自分で支払い手続きをしなければいけないものもあります。

細かく言えばいろいろありますが、一般的にはこのような税金があります。

税金の種類 納 期
自動車税 納期期限5月末
固定資産税 基本的に4期に分かれているが、最初(1期)は5月や6月頃
一括払いもあり

通常、家に納付書が送られてくるのでわかるはずです。また固定資産税も後を追うように届きます。納付書が届いてから支払いになります。ちょうど春でお金の出費が重なる時期に届くので、人によってはかなりの負担になることでしょう。

良い悪いはさておき、どうしても支払いできない場合も出てくるかもしれません。

実際に税金を滞納したとして、それがカードローンの審査に影響あるのかどうか。これが一番気にかかることでしょう。

例えば、クレジットなど他社との金融取り引きで延滞を起こした場合、一般的には審査に影響を与えます。審査に落ちるかどうかまではその申し込み先の審査の判断によりますし、延滞してもすぐに気づいて支払った程度ならば、さほど影響はないと言う話もあります。ただ、回数を重ねるのは良くありません。

程度によって判断は分かれるところですが、多少なりとも評価は下がるのは間違いないでしょう。

では、税金の場合はどうかと言えば、簡単に言えばカードローンの審査には影響はないと言えます。

その理由は、個人信用情報に税金の支払いについての情報は記録されないからです。

審査に影響する個人信用情報機関には税金の滞納情報はない!

ここで出てくる「個人信用情報」ですが、これはカードローンやクレジットなどの業者や銀行と個人が金融取り引きを行った場合に記録される情報を指します。個人情報からその人のカードローンなどの金融商品の契約内容、そして返済状況など細かく記録されます。

この情報は、個人信用情報機関で管理されることになります。これは法律でも取りきめられていることです。

ここで管理される情報は、新たに申し込みがあり、審査をする際に申込先の業者や銀行にて照会されます。そして、照会でわかった内容を元に審査の判断が下されます。(もちろん、他の要素も見て判断されます。)例えば、ここで過去のクレジットで長期の延滞が分かれば審査に落ちる、ということになります。

信用情報機関は3機関あります。

  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 株式会社シー・アイー・シー(CIC)
  • 全国銀行個人信用情報センター

これら信用情報機関が取り扱う金融商品にはこのようなものがあります。

  • クレジット
  • カードローン、フリーローン、住宅ローン、教育ローンなど各種ローン
  • 割賦販売の携帯電話(本体)料金 など

これでわかるように、公共料金もですが、税金の支払い状況は、個人信用情報機関に記録されることはありません。その為、税金を滞納してもその情報が申込先に照会されることはないので、審査に影響がないのです。

こんな場合は要注意!税金滞納が審査に影響を与える場合もある!

しかし、全く審査に影響はないかと言えば、そうとも言えない場合もあります。と言うのは、場合によっては、税金の滞納の情報がわかってしまうことがあるからです。

それこそ別の形で個人信用情報に情報が記録されてしまうこともありますし、ローン申込先の金融機関の方が直接情報を得てしまうこともあり得ます。

通常、他社のクレジットやローンでも延滞をすれば審査に影響を与えるのに、税金を滞納していることがわかれば、「税金も支払えないのか」と印象が悪くなるのは容易にわかるでしょう。

では、どのような場合に影響があるのでしょう。

  • 個人事業主の場合(提出書類で納税通知書が必要な時)
  • 住宅ローンや事業者用ローンを考えている時
  • 税金の支払いをクレジットカードで行っている場合
  • 滞納により口座が差し押さえられた場合

まず法人として申し込みしたり、個人事業主としてカードローンなどのローンを申し込みする際に、提出書類がどのようなものが必要か、ということが関係しています。ここで納税通知書が必要な場合は要注意です。税金を滞納した場合、納税通知書にその旨が記載されてしまいます。

住宅ローンや事業者用ローンを考えている場合も、納税証明書の提出が必要になってくることがあります。その場合、やはりわかってしまいます。

落とし穴は意外と多い!税金の支払い方法によっては滞納がばれる?

「私はサラリーマンだから関係ないわ。」と思っている人も意外な落とし穴が結構あります。

というのは、税金支払いがクレジット払いにしている人が増えているからです。送られてくる振込用紙でそのまま直接振り込みするならば問題ないのですが、「ポイントが付く」と言うことでクレジット払いにしている人も今は増えました。対応している自治体も増えています。

その為、クレジット払いで税金を払っている場合、クレジット会社を通しているということでその滞納の記録は、個人信用情報機関に延滞として記録が残ってしまいます。

また、滞納者の状況や徴税吏員(税金滞納者に対応する公務員)の対応によって変わってきますが、税金を滞納すると口座の差し押さえや給料の差し押さえが行われるようになります。口座の差し押さえは口座引落でなくても行われます。

もちろん差し押さえ前にきちんと催促状で連絡が入るので「知らない」では済まされませんし、預金残高の調査や差し押さえを実行できる権限が徴税吏員の方にあります。(催促状送付の後も支払いがなければ、「差し押さえを執行しなければいけない」と地方税法でもなっています。)

そうなると銀行の方に滞納の情報が入ってしまいます。今は銀行もカードローンを扱っている為、そこの銀行でカードローンの審査に影響がないとは言えません。

税金の支払いに関しては、それこそカードローンの延滞の場合よりも、対応が優しいという話もあるので、できるだけ早く支払う方が賢明ではないでしょうか。

いずれにしても何かしらの形で滞納がばれてしまうこともあり得るということです。

逆に税金滞納するぐらいならばカードローンを利用すべき?

(軽)自動車税や固定資産税は、最初に納付書が届いてから支払いをすればいいと説明しましたが、その納付期限まではさほど時間はありません。

となると金額によっては支払いが難しい人もいることでしょう。毎年のことなので前もってわかっているはず、と言われても前年まではなかった人もいるでしょうし、やはり時期のこともあり他の出費が重なれば、そうそう思う様に払えるとは限りません。

滞納するぐらいならば、それこそカードローンを組んで税金を支払った方がいいのではないか、という考えもあると思います。

カードローンの場合、使途理由は自由です。ですので、理由としてはカードローンで税金の支払いをすることには問題ありません。税金を滞納するぐらいならば、先にカードローンを作っておき、借り入れして税金を支払い、なんてこともありではないでしょうか。

ただ、問題は利息です。カードローンの場合、借り入れすれば利息も支払わなくていけません。その分は、余計な出費になります。滞納するよりはマシという考えもあります。もちろん、給料が入ったりボーナスが入ったらなるべく早く返済に充てるといいのではないでしょうか。

タイミングを考えて無利息キャンペーンを利用するのも一つの方法

カードローンで借り入れして、税金を支払うのも方法の一つとは言いましたが、「やはり利息はちょっと・・・。」という人もいるかもしれません。

そんな時は無利息キャンペーンを行っている金融機関もあるので、その方法を活用するのも一つの方法です。

ただし、無利息は期間が限られています。

税金の納付期限、カードローンの無利息キャンペーンの期間、カードローンに返済できるタイミング。それらをよく見極めて申し込む必要があります。当然、カードローンは審査があるので、そこも頭に入れておく必要があります。

どうしても税金が払えない時は分納も?自治体に相談するのもあり

それこそ延滞や債務整理をして新たに申し込めないとか、既にカードローンに頼れない人もいるかもしれません。しかも、税金も払える見込みがないし、最終的に給料を差し押さえされたら生活も難しい。そんな切羽詰まった人もいるかもしれません。

そんな場合は、分納という方法もあります。

もちろんこれは自治体により対応が分かれるところですが、何もしないまま滞納が続くよりもよほど誠意があると言えます。担当職員もそんな人に聞く耳を持たないことはないはずです。

まずは、役所の方に出向いて、税金をどう払っていくか、相談するのも一つの方法になります。

カードローンだろうが税金だろうが延滞や滞納はご法度!

カードローンの場合は、借りたものは返すという前提があって返済が行われます。これは当たり前でしょう。

税金の場合は、国民の義務です。「そんな義務、私は知らない。」は通用しません。人には権利もあれば、義務もあります。生活していれば、税金を使って恩恵を受けていることだってあるのです。きちんと納税している人からすれば、税金を支払わない人の言い分は通用しません。

もちろん状況によっては審査に影響することもありますが、確かに税金を滞納していても、カードローンを作ることは可能です。しかし、みんなが支払っている税金をそのままにしておくのは、いかがなものかと思います。

ならばカードローンを作って、早々に税金を払った方がいいのではないでしょうか。どんな内容でも、延滞や滞納はご法度です。

【カードローンの滞納についてはコチラ】
新たにお金を借りることはできない?滞納が招くことと行き着く先は

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