永住権が必要!?外国籍の人がお金を借りるための方法
キャッシングを利用することは、急にお金が必要になったときなどに便利なものになり、ちゃんと返済していくことで長く使い続けられます。
審査が通ればだれでも利用できるイメージがありますが、もし外国籍の人が利用したいとなれば、どうなるのでしょうか。
外国籍を持っていて、日本国内でキャッシングを利用したいと考えている場合、普通に利用できるのでしょうか。
実は外国籍の人でも、必要な手続きをすれば日本国内でキャッシングが利用できるので、そうした人が実際に利用できるようになるにはどうすればいいのか、これから学んでいきましょう。
こういう人が借りられる!外国籍の人が借りられる条件
外国籍の人でもお金を借りることができ、日本国内の銀行や消費者金融のキャッシングに関しては、条件を満たすことで利用できます。
外国籍ならだれでも借りられるわけではなく、以下の3つの条件を満たす必要があるので、実際に申し込む前に確認しておきましょう。
- 安定した収入があること
- 年齢が20~69歳であること
- 永住許可が出ていること
収入や年齢に関しては基本的な条件ですが、外国籍なら永住許可の有無が審査時に重要なものになります。
外国人には様々なタイプの人がいて、旅行や留学に来ている人もいれば、生活拠点を日本にしている人もいます。
キャッシングを利用できるとなれば、生活拠点を日本にしている人の方が利用しやすく、そのためにも永住許可がなければ借りられません。
こんな人も借りられる!外国籍が借りられる特殊なケース
基本的に永住許可を得ている外国籍の人がキャッシングを利用できますが、以下のような特殊なケースに当てはまる人でも利用できます。
- 収入が少ない外国人主婦
- 入出国を繰り返す外国人
- 在籍確認が取れない外国人
最初の収入が少ない外国人主婦の場合ですが、配偶者が日本国籍の男性で安定した収入があれば、申し込み次第で利用できることがあります。
次の入出国を繰り返す外国人は、仕事で何度も入出国をしたり、日本滞在中に何度も転職していたりしていれば、借りられることがあります。
これは外国企業が日本への派遣を積極的に認めていることもあり、本人確認が容易にできるようになったことが背景にあります。
最後の在籍確認が取れない外国人は、勤務先の事情で連絡が取れない場合に、キャッシング申し込み後に、担当者にすぐ相談することで可能になります。
こういう人なら、WEB完結申し込みができるところであれば、電話での在籍確認なしで利用できることもあります。
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どんな書類が必要?外国籍の人が行うキャッシングの手続き
キャッシングの審査では、年収や勤務先、勤続年数など、実際に利用できるかどうかが判断される条件がいくつかあります。
審査でチェックされる項目は外国籍の人にも同様で、外国人だから利用できないという会社はありません。
実際に申し込むには以下の書類が必要で、外国籍であれば滞在に関する許可があるかどうかが審査でチェックされるので、必ず用意しておきましょう。
- 身分証明書
- パスポート
- 外国人登録証明書
- 在留カード
- 特別永住者証明書
在留カードは日本に中長期滞在する人に対して交付され、現在では外国籍であることを示す最も重要な書類になっています。
このカードは単に旅行に来ている外国人は契約の対象外になり、滞在すれば在留資格の変更許可や在留期間の更新許可が得られます。
交付されるのは90日以上の在留資格がある人で、常に携帯しておく必要があり、不法入国かどうかを区別する役割もあります。
外国籍の人のキャッシング申し込みは、銀行と消費者金融で対応に違いがあり、銀行の方が厳しい傾向にあります。
銀行は基本的に永住許可がある人だけが申し込みができ、消費者金融は永住許可がなくても在留カードがあれば借りられるところがあります。
キャッシングの契約で必要!永住権を得るためには?
外国人のキャッシングの利用には永住権が重要であり、在留カードにも永住権に関する事項が記載されています。
実際に取得するには10年以上日本に滞在していることで、そのうち就労資格や居住資格をもって引き続き5年以上在留していることが重要です。
永住権の取得には厳しい条件がありますが、10年以上の在留に関しては次のような特例があり、これらに当てはまれば永住権が得られ、キャッシングが利用できます。
該当者 | 条件 |
---|---|
日本人・永住者の配偶者 | 婚姻生活が3年以上続き、引き続き1年以上日本に在留していること |
定住者 | 5年以上継続して日本に在留していること |
難民認定を受けた人 | 認定後に5年以上継続して日本に在留していること |
外交や文化などで日本に貢献のあると認められた人 | 5年以上日本に在留していること |
日本に旅行に来ている外国人、留学のために滞在している外国人はこれらの条件から、キャッシングの契約不可とみなされます。
借りるためには重要!手続きで理解が求められる日本語
外国人が日本のキャッシングを利用するとなれば、申し込み時には必ず日本語が使用されるので、日本語の理解が求められます。
日本語の読み書きや会話ができることは申し込み時には身につけたほうがよく、会社は本人と契約するので、契約内容が理解できるような能力がないといけません。
日本語の理解力に関しては、サービスを提供する会社によって違いがあり、契約時にしっかりと求めているところがあれば、永住権があれば日本語のレベルは求めないというところもあります。
会社ごとで経験則によって審査しているため、永住権があれば未払いのリスクが少ない、契約だから日本語の理解度を求めるといった要領で、各会社で基準を設けています。
消費者金融の場合は日本語能力を求めないことが多く、日ごろから日本円を使用していれば契約では問題ないだろうという考えがあります。
店頭窓口は近年減少傾向にありますが、実際に利用してみると申込書の書き方を手で教えてくれるので、申し込み方法がわかりやすくなります。
契約時に確認しておきたい!キャッシングを利用するときの注意点
キャッシングは外国籍の人でも利用できますが、実際に申し込んだときにはいくらの利用限度額が設定されるのでしょうか。
利用限度額は申込者本人の属性を審査でチェックして決めますが、外国人ということになれば帰国する可能性がリスクになっています。
アジア系の人なら永住権があっても突然帰国するケースが多く、特に独身者に帰国するケースが多くなっています。
帰国してしまえばそのまま連絡がつかなくなることがあるので、キャッシング会社は初回契約時に限度額を低く設定することがあります。
限度額が低く設定されても、今後の取引次第で増額になる事もあるので、十分に利用できる可能性はあります。
最大50万円まで利用できると考えたほうがよく、利用者の状況次第ではそれ以上の金額で利用できることも考えられます。
入金を頼めない場合は、銀行の自動送金サービスを利用することも可能で、手数料を安く抑えて対応することができます。
帰国する際は注意が必要で、もし延滞ということになれば、放置した状態だと事故情報が発生し、日本での金融取引が難しくなります。
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