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当然リスクも発生する?お金を借りるメリットとデメリットについて

お金を借りること、いわゆる融資に対して「麻薬」と表現することがあるそうです。怖い例えですが、実際には上手に借金と付き合っている人の方が断然多いのは間違いありません。

とはいえ、お金を借りる行為にリスクが存在するのも確かで、あながち間違っていないと言える部分もあります。

お金を使いすぎて返済できなくなり、多重債務に陥る人はいます。一昔前ほどではないのですが、自己破産している人もまだまだいます。

では、一体どうしたら世間で言う「借金地獄」に陥らずにすむのでしょうか。

お金を借りるということに対してのメリットとデメリットについて考えてみたいと思います。

困った時には確かに便利!お金を借りるメリットについて

「お金を借りる」という行為、状況は様々です。給料日まで生活費が足りない、冠婚葬祭などの急な出費ができてしまった、住宅ローンを考えている、などの個人的なものから、会社経営が厳しいなど、法人的なものまで様々です。

今回は特にカードローンに対しての内容に重点を置いているのですが、そもそもお金を借りる行為そのものには、よく取り沙汰されるデメリットと並行して、メリットも存在することは知っておくといいと思います。

メリットはやはり必要な現金が手に入ることにつきる!

お金を借りる。特に消費者金融を考えた場合、昔に比べ、流れるCMのイメージから好感度は上がっているとはいえ、今だ良くない印象を持つ人はまだまだいます。

しかし、実際にお金に困った場面に出くわした時、どうしたらいいのか考えると、家族や親類、または友人に借りるという人もいるかもしれませんが、そんな宛てがない人もいますし、言いづらい場合もあります。

逆に回りの人間に安易に借りたばかりに返済ができず、その人との信頼関係がなくなってしまうこともあります。貸す側もそうそう貸してくれるとも限りません。

そうやって考えると、確かに助かっている人が多いとも言える業界です。銀行や消費者金融にカードローンやキャッシングの商品名で借りるのが、一般的です。

金融機関にお金を借りるメリットはいくつかあります。

  • 急ぎでお金が欲しい時に用意たてできる
  • 無担保・保証人不要になっている所が多い
  • 何度でも借りられる
  • 手続きが簡単なことが多い
  • 友人や家族に借りるよりも返済がルーズにならない
  • すぐにまとまったお金を無理して返さなくても、毎月少しずつ返済することができる

まだまだお金を借りるまでに時間が掛かる所もあるのですが、最近は申し込みをしてその日のうちにお金を借りることができる金融機関が増えました。

急ぎの人には本当にありがたいシステムになってきています。

特に消費者金融の方に即日対応が多く見受けられます。ただし、申し込みのタイミングもあります。実際に借りられるまで審査があるので面倒に思うかもしれませんが、お金が関わることなので仕方がないかもしれません。

とはいえ、今はWEB完結での申し込みなどもでき、以前よりも手続きそのものは簡単になりつつあります。

そもそもカードローンは、一般的に無担保であり、保証人も不要となっています。

そして、限度額が設定されてはいるものの、その金額内であれば何度でも借りることができます。

確かに身内や知り合いに借りる方が手軽に感じるかもしれませんが、一歩間違うと友人を失くしかねません。契約として金融機関に借りるのも一つの手です。

【兄弟姉妹からお金を借りたい場合の参考記事】
気持ちよく兄弟からお金を借りる方法はある?!金欠回避の術!

当然デメリットもある!心配される事柄の多くは多重債務になること

デメリットは言わずもがな、です。金融機関のカードローンに申し込むということは、お金に関する契約を交わすと言うことです。契約と考えると少し硬く面倒なイメージが出てくるかもしれません。しかし、口約束ほどあいまいなものはありませんし、金融機関の方は仕事として行っていることです。

メリットよりも多い?借金のデメリットについて

カードローンに申し込みし、審査に通ればお金が借りられる。しかも、借入額やその人の返済能力によって金額が変わるとしても、返済は毎月少しずつでも構わない。

そう考えるとかなり便利なシステムと言えるのですが、メリットがあればデメリットも存在するのは仕方がないことです。しかも、デメリットの方が多いかもしれません。

カードローンのデメリット

  • 審査に落ちるとお金を借りられない
  • 借りた以上にお金を返さなくてはいけない(利息が発生する)
  • 住宅ローンを始め、大きなローンが組めなくなる可能性が高い
  • 延滞等をしていると、他でローンが組めなくなる
  • 銀行の場合、返済が滞ると口座の預金に影響が出てくる
  • 金銭感覚が麻痺してくる
  • お金を使いすぎて、気付けば多重債務に陥ることがある

金融機関も仕事なので、審査で融資の判断をします。そして、利益が必要です。でなければ倒産してしまいます。その利益の元になるものは、カードローンでは利息に当たります。

利息が発生するのは当然ですが、その利息の元になる金利は、それぞれ金融機関によって違います。金利は低い方がいいに決まっていますが、審査や限度額、条件、対応の早さなど、あらゆる面を考慮して決められているので、そうそう希望通りにはいきません。金利は申込側が決めることはできません。

もし審査に通りお金を借りることができるようになると、当然返済しなくてはいけないのですが、その情報は、個人信用情報機関という個人と金融機関の契約について記録する機関に記録しなければいけません。

それを「信用情報」と言うのですが、その信用情報は(同じ人が)他の金融機関に新たな申し込みがあった場合、審査の時に照会することができます。信用情報は、審査の結果が決まる要因の一つになります。

例えば、今現在の他社を含めて返済を滞らせていたことがわかった場合、審査に通らなくなります。というのは、その人に返済する能力がないと判断されるからです。

特に住宅ローンなどの大きなローンの場合、延滞をしていなくても、借金があるのは住宅ローンの返済に影響が出てくるだろうと判断され、審査に大きく影響します。

ただし申し込み先が同じ銀行の場合、逆に自行を利用してくれているという点で金利が多少低くなるサービスを展開しているところもあります。この場合は、メリットと言えるかもしれません。

他にも銀行の場合、カードローンの返済が滞れば、最終的に自身がもっているその銀行の口座の預金が返済に回される可能性も出てくることも頭に入れておいた方がいいでしょう。

一番の問題は多重債務!借金地獄はデメリットどころの話ではない

カードローンは、住宅ローンなどの大きなローンを組む際の足枷になってしまう可能性について先ほど触れましたが、では、住宅ローンではなく他の新たなカードローンは組めないのかと言うと、そうとは限りません。

「総量規制」という法律では、消費者金融での借り入れは年収の1/3までと決められているので(銀行は対象外)その年収の1/3を超えなければ、法的には借りられます。

審査に通るか通らないかは別の話です。審査では、今までのカードローンで延滞や債務整理を行っていたら、100%絶対とは言いませんが、まず通らないと思っていいでしょう。

もちろん延滞を起こしていなければ、審査に通る可能性もあるのですが、だからと言ってあちこちに申し込みをし、あちこちからお金を借りまくったら、最終的には多重債務になり、結局、延滞や債務整理に辿り着くことになります。

多重債務に陥ってしまっていれば、そうそう元に戻ることはできません。

いわゆる借金地獄と言われる状態ですが、これはもうデメリットどころの問題ではありません。

デメリットに対する対策はある!困った時は相談するのが一番いい

デメリットがいろいろあることがわかりました。「だったらお金を借りなければいいじゃないか。」と言えばそうでしょう。しかし、現実はそうそう簡単なものではなく、「どうしてもお金がないけど必要。」という時はあります。

ならば、できるだけデメリットを減らす、または回避する方法を取るよう努力するしかないでしょう。

どんな方法があるのでしょうか。

  • 無利息キャンペーンをやっているところなど、利息が少なくすむ形で返済する
  • 収入を考慮してきちんと計画を立てて借りる
  • 本当に必要な時以外は、安易に借りない
  • まとまった収入があれば、返済にあてる
  • 困った時は、とにかく相談する(借入先・専門家など)
当たり前かもしれませんが、このような事があげられます。一番はお金を借りないことでもあるので、それが無理ならば、できるだけ借りる金額を少なくする、またはできるだけ返済を速やかに行うことが一番でしょう。

消費者金融を中心に「無利息キャンペーン」を行っている金融機関もあります。無利息には期間が限られているのが基本となっているのですが、その期間も契約日からなのか、借入日から数えるのかなど、それぞれに無利息キャンペーンの特徴や違いはあるので、よく見比べる必要があります。

それでもどうしても返済ができない、返済額に満たないという時は、早めに相談するのが一番です。

貯金箱を開けるなど無理をしても続きません。

金融機関の方も回収出来るお金が止まるよりは、少しずつでも返済が続く方がいいに決まっています。延滞を起こす前に借入先に相談すれば、返済額の変更など、対応策を考えてくれるはずです。

しかし、それでも返済できなくなってくると、もはや債務整理を考える必要も出てきます。

その場合は、自身だけでは対応しきれない難しさがあります。もちろん自分で債務整理の処理が100%できないわけではないのですが、まず無理と考えて間違いないです。かなりの労力と知識が必要です。

専門家に依頼するとその分お金が掛るという心配はあるでしょうが、そちらの支払いも相談に乗ってくれますし、まずは無料相談というものがあります。各自治区でも行っていますし、「法テラス」は、国が作った相談場所になります。(法テラスの場合、無料相談に一定条件があります。)

最終的に専門家の力を借りるかどうかも、話をしてから決めればいいのです。まずは問い合わせしてみることから始まります。

個人信用情報の記録はメリットでもデメリットでもある!

先ほど触れた個人信用情報機関は、カードローンだけではありません。銀行や消費者金融、信販会社などお金に関わる企業や銀行は、3つある個人信用情報のどれか、または複数機関に会員登録することになっています。そして、それぞれでローンやクレジットなどの申し込みがあれば、契約に関する情報を記録します。もちろん、それぞれの情報機関で情報交流を行っているので、金融機関がどこに登録しようとも情報を得ることはできます。

個人信用情報機関名

  • (株)シー・アイ・シー(CIC)
  • (株)日本信用情報機構(JICC)
  • 全国銀行個人信用情報センター

カードローンの契約やその内容について記録されるのは、申込者個人からすればある意味マイナスに感じるかもしれません。しかし、デメリットだけとはいいきれず、メリットとして受け取れる面もあります。

メリットになる点 デメリットになる点
返済を滞らせることなく行っていることにより、信用性が高いことがわかる。
審査に通りやすくなる。
延滞等のマイナス記録がある場合、審査に落ちる

 
個人信用情報に記録される内容は、審査に大きく影響を与えることはすでに伝えました。

と言うことは、情報はその内容によってメリットにもデメリットにも変わってしまうものになってしまうのです。

特に契約内容や取引内容(返済状況や残高等)は、完済日から数えて5年はその記録が残ります。(機関とその内容によっては10年記録が残りこともあります。)その為、延滞や債務整理をした場合は、少なくとも5年はデメリットとして考えておいた方がいいです。

ちなみに忘れがちなのは、携帯本体の分割払いの料金です。本体の料金を分割払いにしておきながら通話料と一緒に引き落としされるので忘れがちですが、こちらも引き落とされないままだと延滞扱いになるので注意が必要です。

心配な時は自身の情報を開示請求で確認することができる

個人信用情報(金融機関との契約や内容の情報)の記録がどのようになっているか心配な場合は、その記録を調べることができます。

ただし、他人の記録は見ることはできません。本人か法定代理人、任意代理人、法定相続人など、限られた人しかできません。友人の情報を勝手に見ることはできないのです。

情報開示請求の方法は、ネットや窓口、郵送などいろいろあるのですが、それぞれの信用情報機関によって違います。その際には、手数料が500円から1,000円ほどかかります。

過去利用していた金融機関も、それぞれ会員登録している機関が違うかもしれません。情報開示請求する前に、どこの信用情報機関に会員登録し、情報が記録されているのか確認してから申請する必要があります。

どこの信用情報機関に会員登録しているかは、それぞれのホームページに記載されていたり、カードローンの申込時に確認の必要な「同意事項」に記載されているので、そこで知ることはできます。

どこに開示請求するのか、きちんと調べてから申請するようにしましょう。

リスクが存在するのも確か!「借金」と上手に付き合うのが一番

お金を借りるというのは、結局は知り合いだろうと金融機関だろうと、それぞれにメリットとデメリットが存在するものです。いいとこ取りだけできるものではありません。

親族や友人からお金を借りるよりは消費者金融や銀行から借りる方が、審査もあり一見手間に思えるかもしれませんが、けじめにもなるし借金への意識も高まるので、そちらの方が自分のためにもなるものです。

ただ、お金を借りる、いわゆる「借金」をすることはどういうことかをしっかりと理解してリスクを知っておけば、その沼に陥る可能性はぐっと低くなります。上手に活用すれば、デメリットではなくメリットを生かすことができます。

何も考えずに自分の欲求のみに従えば、いつしか多重債務に陥ることになっていってしまいます。「借金」と上手に付き合っていきましょう。

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