倹約しているつもりなのに、何故かお金が足りなくなってしまった!ギャンブルで借金車で事故を起こしてしまって、貯金もなくなってピンチ!
…などなど、お金が必要になる場面は急に出てきてしまうものです。
そんな時にお金を借りる方法ってどんなものがあると思いますか?聞かれると意外とどうすればいいのか思いつきませんよね。
そこで、お金を借りる方法をいくつかリストアップし、それぞれの方法のメリットやデメリットをご紹介します。急にお金が必要になった際、ベストと言える解決方法は何なのでしょうか…?
方法1:周りの人からお金を借りる。でもデメリットが多い!
まず最初に考えられる方法は、自分に近い周りの人からお金を借りることでしょう。
例えば親、友人、同級生、または恋人…様々なパターンが考えられます。一番手軽ですしリスクもないのでベストな方法だと思えますが、やはりデメリットもあります。
しかもそのデメリットは場合によってはかなり大きいものになってしまうかもしれません。
顔見知りから借りることで受けられる一番のメリットは「返済」
友人や知人など、よく知っている人からお金を借りることで一番大きなメリットと言えるのが「返済の負担が少ない」ことでしょう。
冗談で話がでることはあるかもしれませんが、基本的に利息をかけてお金を貸すことはないはずです。お金を借りる=利息がつく、という常識とも言えるものを覆せるのが知っている人からお金を借りるケースでしょう。
また、返済期間や返済の回数、タイミングなどもあまり厳しくありません。人によっては「返せるときがきたらその時でいいよ」と言ってくれる優しい人もいるでしょう。
カードローンなどでお金を借りた場合、必ず毎月1回返済しなければなりませんが(商品によっては毎月返済しなくてもいいものもあります)、知人から借りた場合はきっちり毎月○日に返済します、というケースは少ないでしょう。
ある程度余裕ができたら返していくから、と言えば多くの場合了承してくれるはずです。
もちろん「どのくらいで返済出来る?」と聞かれることもあるでしょう。このあたりはきちんと双方で話し合い、お互いが納得出来る時期に返済が出来るようにするなど借りる側の気遣いも十分に必要です。
まとめますと、近い人からお金を借りるという方法は自分が返済出来るタイミングで返済することが出来、しかも利息は無利息と非常に借りる側にとってはアドバンテージが大きいお金の借り方と言えます。
デメリットは「信頼を失う可能性」。今後の人間関係に影響が出るかも
メリットを説明した通り、友人や知人といった近い立場の人からお金を借りることは、借りる側にとってアドバンテージが大きいお金の借り方ですが、その分大きなデメリットも潜んでいます。しかも、その理由はメリットと同じ「返済」にあります。
仮に「10月には返すから」と6月に借りたお金を、年が明けても返さなかったら…お金を貸した人はどう思うでしょうか。
何かしら別の事情が生まれてしまうこともあります。本当は10月に返済出来る予定だったけれど急に事故にあってしまい入院することになった…など。
人間関係の基本として、返済が遅れそうな場合は一言でもお詫びの連絡を入れるのが普通ですが、ついつい親しいからこれくらい大丈夫だろうと連絡をしないケースもあります。
もちろんそれはお金を貸した人からすれば一方的に約束を破られているのと同じですから、いい気分にはなりませんよね。
後々お金を返したとしても「もうこいつには絶対にお金を貸さないでおこう」と思うでしょうし、飲みなどの誘いも少なくなる可能性は十分に考えられます。
人は不信感を一度抱いてしまうとなかなか払拭することは出来ません。これまでは仲がよかった相手でも、たったひとつの出来事で簡単にその関係が壊れてしまうこともあります。そんな経験がある方もいるのではないでしょうか?
特にお金に関してはそういった関係が変化しやすいので、きちんと返済できる見込みがないと大事な人を失ってしまう可能性があります。
他にも友人などに自分が人にお金を借りなければいけないほど困っていることが知られてしまうのもデメリットと言えるでしょう。そうなると気を遣ってお誘いがなくなり段々と疎遠になってしまう可能性もあります。
また、あまり考えたくはないですが共通の友人・知人にその事実が伝わってしまう可能性もないとは言えません。職場の知人からお金を借りたらウワサになっていた…なんて考えたくもないですよね。
メリット・デメリットまとめ。人間関係が大事なら避けよう
最後にメリット・デメリットを簡単にまとめてみました。
メリット |
デメリット |
・利息0円、あるいは少額で借りられる
・複数人から借りれば結構な額も可能
・返済期間がゆっくり取れる可能性あり |
・きちんと返済しないと信頼を失う
・友人や知人と疎遠になる可能性あり
・お金に困っていると認識される
・共通の知人などに知られる可能性あり |
メリットは大きいものの、リスクも非常に高い借り入れ方法と言えます。特に人間関係は一度ヒビが入るとなかなか戻せませんから慎重になる必要があるでしょう。
きちんと返済できるアテがある、借りる金額も少額(2万円程度など)であれば十分にアリかと思いますが、人間関係が大事なら避けたほうがいい方法と言えそうです。
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方法2:クレジットカードのキャッシング。利便性はちょっと低め
流石に知っている人からお金を借りるのはちょっと…という方も多いと思いますので、他の方法も考えてみましょう。
次に思いつくのが、社会人…いまなら大学生でも持っていることが多いであろう「クレジットカード」を利用した借り入れです。
あまり知られていませんが、クレジットカードはまるでカードローンのようにお金を借りることが出来るんですよ。
海外でも利用でき、新規の申し込みの必要もなし。学生でも使える
クレジットカードには普段買い物などで利用する「ショッピング枠」の他に「キャッシング枠」があります。このキャッシング枠が今回のポイントです。
キャッシング枠はショッピング枠と違い、キャッシュディスペンサーやATMを通じて現金を借りることが出来る枠のこと。
ショッピング枠は買い物であれば何かの商品、マッサージやエステなどのサービスの料金を支払う代わりとして利用することが出来ますが、何かと引き換えにすることなく現金を得ることは出来ません。
しかしキャッシング枠はそういったサービスなどの対価としてではなく、カードローンのように純粋に自分の資金としてお金を借りることが出来るんです。
また、「VISA」や「Mastercard」「JCB」といった「国際ブランド」がクレジットカードには必ずついています。この国際ブランドのおかげで海外でも現金(現地通貨)を引き出すことも出来ちゃいます。
利用するためには自身のクレジットカードに「キャッシング枠が設定されている」必要があります。カードにキャッシング枠があるかどうか確認するためには
- クレジットカード会社のホームページ(会員サイト)でチェック
- クレジットカードの明細書をチェック
のどちらかの方法でわかるかと思います。
キャッシング枠が設定されていたら、審査などはなくそのまま利用することが可能です。
中には学生が利用できるクレジットカード(学生専用カードも含む)にもキャッシング枠が設定されているものがありますので、大学生活の中でお財布の中身がピンチになりがちな大学生の方でも利用することが可能です。
利用時の金利は高め。カードが利用できなくなるデメリットも
デメリットは特になさそうなクレジットカードのキャッシングですが、残念ながらデメリットはやっぱりあります。
まず最初のデメリットは、「キャッシング枠がついていないカードもある」ことです。これはクレジットカードの種類によって違うのですが、そもそもキャッシング枠を設けていないクレジットカードがあります。
そういった種類のカードしか持っていなければ当たり前ですが利用することは出来ません。
加えて、キャッシング枠をつけることが出来るクレジットカードであっても、自身がキャッシング枠を申し込んでいない場合は当たり前ですがキャッシング枠は0円です。申し込むことはもちろん可能ですが、審査を受けなければなりません。
審査に可決した場合はキャッシング枠を付与してもらえますが、審査の結果によっては付与してもらえないことも当然ですがあります。
また、キャッシング枠はカードローンなどに比べると利用できる金額が少なめに設定されていることが多いです。多くても50万円、学生用のカードでしたら10万円利用できたらいいほうでしょうか。
ゴールドカードなど、ある程度収入がある方でしたら100万円くらいまで利用することも可能になりますが、基本的には20~30万円程度あればいいくらいでしょうか。
次のデメリットは、金利が高めという点です。とはいえ消費者金融のカードローンと同じくらいなのですが、18.0%程度の年率になります。
1万円~2万円程度を借りて、すぐに返済するのであれば利息は数百円程度で済みますが、まとまった金額を借りて年単位で返済する場合は万単位で利息を支払わなければなりません。
さらに、返済が出来なかった時…返済が滞っている「延滞」という状態になると、クレジットカードそのものの利用が出来なくなる可能性があります。
メリットはあるもののデメリットも気になる。ベターではあるか?
クレジットカードを利用した場合のメリットとデメリットもまとめてみましょう。
メリット |
デメリット |
・すぐに利用できる
・海外でも利用可能
・カードローンなどに別に
申し込む必要がない
・学生でも利用可能 |
・カードによっては利用不可
・審査が必要になる場合もあり
・どちらかの枠が停止されると
カードが使えなくなる
・金利設定が高め
・利用が家族にバレる可能性あり
(家族カード・学生カードなど) |
メリットもいろいろあるものの、スムーズに利用できないとデメリットの方が多く感じそうですね。
今後クレジットカードを作る予定がある、という方ならキャッシング枠つきのカードを選んでカード作成時点からキャッシングが出来るようにしておくと便利でしょう。
また、家族カードを利用してキャッシングを利用したいと思っているなら要注意。家族カードは親カードと明細が同じになるので内緒で借りてもバレてしまいます(場合によっては、キャッシング枠が親カードと共有しているものもあります)。
方法3:公的な借り入れ。低金利で借りられるが時間がかかることも
お金を借りたいけどクレジットカードもなぁ…金利が高いのも気になるし…という方は、いっそ公的な融資を考えてみるのも手でしょう。
ちょっとお金が必要、というレベルならキャッシング枠を利用しても問題ないでしょうが、本当に生活に困っている!早くお金を借りたい!…というケースでは公的な融資が安心出来るのではないでしょうか。
「それって生活保護ってこと?」という疑問が出るかもしれませんが、そうではありません。一時的に資金を融通してくれる公的な制度があるんです。
「緊急小口資金」ならその日のうちにお金を借りることが可能
公的な融資のひとつに「生活福祉資金貸付制度」があります。生活福祉資金の中にも「総合支援資金」「福祉資金」「教育支援基金」「不動産担保型生活資金」の4種類があり、福祉資金の中に「緊急小口資金」と言われるものがあります。
緊急と名前がついていることからわかるように、「緊急時、かつ一時的に生計の維持が困難になった際に貸し付ける少額の費用」とされています。
具体的には「急に事故にあってお金が必要になった」「給料が盗まれて生活が出来ない!」「仕事をやめてしまって一時的に収入がなくなってしまった…」なんて時に利用することが出来る制度です。
公的な融資は申し込みから認定までに時間がかかるイメージが強い方も多いと思いますが、緊急小口資金は事態が緊急、つまりすぐにお金を借りないと生活が維持できない方のための制度なため、その日のうちにお金を借りることが可能になっています。
申し込みは「社会福祉協議会」に必要な書類を持っていって行います。あまり馴染みがないかもしれませんが社会福祉協議会は全国にあるんです。ホームページに各都道府県の社会福祉協議会の住所が記載されていますので、調べてみるといいでしょう。
必要書類は
- 窓口で交付される借り入れ申込書
- 住民票のコピー
- 本人確認書類
- 健康保険証
- 借り入れ理由がわかる書類
…などなど、結構たくさんの種類が必要になります。これは一部で、約10種類程度の書類が必要です。まさに公的融資!という感じですね(笑)。
利用できる金額は最高で10万円と少額ではありますが、無利子で利用することが出来ます。連帯保証人も必要ないので、迷惑をかけることもありません。
公的なので気軽な借り入れはムリ。即日で出来ないことも…
次は緊急小口資金のデメリットについて考えてみましょう。
一番のデメリット?とも言える部分は公的な融資ですので中途半端な理由では通らないということです。例えば「今月はちょっとお金使いすぎちゃったから借りよう~」なんてことは出来ません。
また、緊急小口資金は「世帯」で見ます。なので自分はお金がなくても同一世帯の家族のお給料で問題なく生活ができていれば対象とはならないんです。
実家に住んでいて、自分がお金を家にいれているけど今月はお小遣いがなくなってしまった…という場合は対象外というわけです。
加えて、審査の時間が都道府県によって違います。審査をするのは各都道府県の職員(公務員)です。
審査を委託会社に頼んでいるところであれば審査はすぐに完了することが多いのですが、委託していない場合はその日のうちどころか1週間程度待たされてしまうこともあるようです。
緊急を要するのに1週間もかかっては本末転倒な気がしますが、そのようなリスクがあることも覚えておきましょう。
メリット・デメリットまとめ。気軽に利用できるものではない
緊急小口資金のメリット及びデメリットをまとめるとこうなります。
メリット |
デメリット |
・無利子で借りられる
・即日融資も可能 |
・条件が厳しい
・提出書類が多い
・借りられる金額が少ない
・即日融資出来ないことも |
本当に緊急で資金が必要な方にとってはこの上ない助けとなる制度と思いますが、軽い気持ちといいますか、生活をより豊かにする上でお金が必要…と考えている方にはそぐわないものであることがわかります。
いくら無利子とはいえ、条件が厳しく提出書類が多い点も気軽にお金を借りたい方にとってはデメリットと言えるでしょう。気軽に利用出来るものではないので、本当に困っている時以外は利用を考えない方が無難です。
方法4:カードローン。今すぐ借りることも可能なのでオススメ
気軽に借りることが出来て、お金の使いみちも自由で、そしてそんなに金利も高くないものがいい…。
非常にワガママとも言える内容ですが、それをある程度満たす方法がないわけではありません。
そう、一度は聞いたことはあると思います「カードローン」。この方法ですと、そのワガママの中のいくつかであれば満たすことが可能なんです。
会社を選べば低い金利で利用可能。使いみちも自由
「カードローンは金利が高い!」そんなイメージは今でもあると思います。
確かに全体を見渡せば決して低いとは言えません。しかし以下のように、商品を探すことが出来ればかなり低い金利で利用することも可能となっています。
金融機関 |
社名など |
平均的な最高金利 |
消費者金融 |
アコム・プロミスなど |
17.8%~20.0% |
大手銀行 |
みずほ銀行・三菱東京UFJ銀行など |
13.5%~15% |
地方銀行 |
スルガ銀行・足利銀行など |
様々だが12~15%、10%以下も |
こちらの表を見ていただければわかる通り、消費者金融は確かに金利は高めですが、銀行のカードローン、特に地方銀行のカードローンであればかなり低い金利で利用出来ることがわかります。表には載せていませんが信用金庫も金利が低い商品は結構あります。
使いみちも「事業性資金」、つまり自営業の方が会社の資金として利用することはNGですが、それ以外であれば特に制限はありません。旅行のお金に使ってもいいし、お給料までのつなぎに使っても全く問題ありません。
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また、大手であればあるほどその日のうちにお金を借りることが出来る「即日融資」にも対応していますので、早くお金を借りたい人の希望を満たすことも出来ます。
もちろんデメリットもあり。安易な借り過ぎは破滅のもとに
とはいえ、もちろんデメリットもあります。
お金を借りるのですから、それ相応の利息は支払わなければなりません。ついつい気軽に借りることが出来るからと借りてばっかりいると、知らない間に利息が膨らんでいる…なんてこともあります。
利便性が高いからこそついつい使ってしまう…そんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
また、返済が遅れてしまうと「延滞」となります。1回程度なら大きな問題にはなりませんが3ヶ月間返済がなかったり、延滞を繰り返していると「ブラックリスト入り」となり、お金を一切借りることが出来なくなります。
きちんと返済していれば問題こそありませんが、自分の財布(貯金)が多くなったわけではないことは自覚しておく必要があるでしょう。
気軽に借りるならメリット多め。解約もすぐ出来るので便利
最後に、メリットとデメリットをまとめてみましょう。
メリット |
デメリット |
・即日融資を受けやすい
・無利息サービスもあり
・気軽に借りられる
・自分の好みの会社を選べる |
・申し込みが必要
・希望額が通らないことも多い
・会社が多くどこがベストかわからない |
カードローンは提供している会社(金融機関)が多いので、個性的な商品も多く自分好みのものを探しやすい、選ぶことが出来るのは大きなメリットと言えるでしょう。
即日融資も受けやすいので急いでいる方にも安心です。
ただ数が多いため自分にとってどこの会社がいいのかわからない、という状態に陥ることもあるでしょう。また、お金を借りられるといっても希望する限度額が通らないことも十分に考えられます。
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手軽さやスピードで考えればカードローンがベストと言えそう
お金を借りるための4つの方法を提案してきましたが、この中で一番ベストと言えそうなのはやはり「カードローン」かと思います。
誰にも迷惑をかけることがありませんし、そう簡単に他人にバレてしまうこともありません。
かつ、クレジットカードのキャッシング枠よりも利用することが出来る金額(利用限度額)が大きくなる可能性がある点もカードローンを選ぶメリットと言えそうです。
もちろん中には「知人からお金を借りる方がいい」など、別の方法の方が自分にとってベストだと思える手段もあると思います。
ただ、どの方法にもメリット及びデメリットがあり、その中で一番メリットに比べてデメリットが少ないもの…を考えるとカードローンではないかと思うのです。
特に手軽にネットやスマートフォンからも申し込みが出来る点、その日のうちに融資を受けることが出来る点など「利用したいと思った時に利用できる」フットワークの軽さは大きな魅力です。
自分で調整すれば負担になりにくい借り入れも可能ですので、手軽にお金を借りたい方は一度カードローンを一考してみてはいかがでしょうか。
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